marche marushu

ドールのある日常

f:id:altsyu:20181202170928j:plain

ハロウィンの魔女

一ヶ月ほど忙しくしており、11月はほぼドールに手をかけられないでいました。

12月1日の通販参戦にてなんとかHAKASEちゃん、MIKADOちゃん、OTOKOちゃんを手に入れたので今月は皆様に何かお届け来たら…と思っています。

f:id:altsyu:20181202171611j:plain

アンジー

ハロウィン前に手にかけていた蜘蛛の巣アイのアンジーです。黒目勝ちがかわいい。

すっかり目玉屋さんになってしまいましたが、先日ヒカリヘッドのおうちが決まってお嫁に出すことが出来ました。

「すごくかわいい」とレビューいただいてとても嬉しかったです。

メイクのほうも頑張っていきたい。

 

新型を開発

幸運にOut of Base様のヘッドHAKASEちゃんを手にいれることが出来ました。

そこで、早速アイを取り付けてみると…あら?

アイホール虹彩が覆ってしまう?

それ自体はよくあることなんですが…なんか模様がだいぶ欠けて見えるような…

HAKASEちゃん、アイホール小さい?

というわけで、小さなアイホールにガチっとハマるアイを作ろうと思って考えついた型がこちら。

f:id:altsyu:20181027224847j:plain

8mm台に6m半球がこんもり乗っています。このモールドでアイを作ってみると…

f:id:altsyu:20181027224913j:plain

こんな感じ。プリントの歪みがひどい。虹彩もちょっと飛び出しすぎです。

f:id:altsyu:20181027224939j:plain

そんなに高いドームにしなくていいのかも…とロードームで作ってみたのがこちら。

f:id:altsyu:20181027225006j:plain

なかひしゃげてる…。

そもそもモールドのドーム部分にプリントを上手にセット出来ないのです。

葉の模様が変なところで巨大化したり崩れたりするので、段にしてドームを作ること自体にムリがあるのかもしれない。

ということで、8mmモールドはそのまま仕上げで利用してプリントの位置を高くする工夫をしてみたのがこちら。

f:id:altsyu:20181027225715j:plain

今まではモールドの半分くらいの高さにプリントが配置され、残りのドーム部分が大きく虹彩を覆っていました。これはこれでプリントが均一にレンズを通るので歪みの違和感は少ないのですが虹彩が拡大されます。

 

そこで、プリントの高さが高くなるようにプリントをセットして(モールドの半球のトップから-1~-1.5mmぐらい)製造してみたところこんな感じになりました。

f:id:altsyu:20181028103142j:plain

真上↓

f:id:altsyu:20181027225823j:plain

新しいのを装着。

f:id:altsyu:20181027230200j:plain

f:id:altsyu:20181027230250j:plain

だいぶいい感じになってきました!

気泡のことはおいといて。

気泡が消えたよ!

気泡がほとんど入らなくなりました。

 

気づくまで長かった。

まず、前提として『気泡の入らないシーズンがある』。

気温とか湿度とか気圧とかの環境要素が好条件で成功ばっかりしてた季節にスタートしたから、秋の気候変化に四苦八苦してました。

そこでレジンの性質から見直します。

 

1.レジンを暖める。窓からの採光を遮断。

レジンは暖めると流動性が上がります。

冷たく重みのある状態や光によって硬化が始まった状態だと調色スティックのひとまわしでワサワサッと気泡が立ちます。

 

2.レジンの中の気泡をあらかじめ抜く。

どうも見ても星の雫の入れ物となっている注入器から気泡を送り込んでいるので、直接モールドに流し込んでいたのをやめて、ポリ皿にレジンを入れて気泡を暖めてツブし、机にトントン叩いて少し置いてさらに気泡が抜けているのを目視してから使います。

 

3.レンズとなる透明レジンはプリント紙の上に直接高く盛る。

今までは、型にレジン液を入れる→紙を置く→UV凝固→白レジン→凝固

で、白レジンのみ数回に分けて繰り返し固めていました。

ですが、この方法だと紙を入れた時に混入した空気の逃げ場がなくて気泡となってしまいます。

f:id:altsyu:20181014215353j:plain

そこで、あらかじめ平置きしたプリント紙にレジンを塗ってからモールドを使う作業を行いました。が、レジンの塗布だけでは、モールドに入れる時に混入する気泡や気泡ツブが出る状態でした。

さらにレジンをドーム状に高く盛ってからモールドに入れる作業を行うと、レンズ部分に気泡が入る隙間が減り、完成品も劇的に気泡が見当たらなくなりました。

 

f:id:altsyu:20181014215338j:plain

平置きの紙にレジンを盛ること自体をよく失敗していたので最初はこの方法を避けていたのですが、ヒーターで暖めてよく流れるようにしたレジンのおかげで雫のようにプクンと盛ることが容易になり、気泡の見られないレンズを作ることが出来るようになりました。

 

とりあえず、ホッとしました。

f:id:altsyu:20181008095646j:plain

新作アイ

時計五種の新作が出来ました。

f:id:altsyu:20181005222832j:plain

f:id:altsyu:20181005222859j:plain

朝4時50分

緑がかる朝焼けの空。

f:id:altsyu:20181005223109j:plain

f:id:altsyu:20181005223126j:plain

13時17分

昼の陽。本来は白に近い黄だと思うのですが、

アイらしい表現にならない気がして。昼の11時から12時あたりはまだ開発の余地がありそうです。

f:id:altsyu:20181005223342j:plain

f:id:altsyu:20181005223415j:plain

17時40分 

黄昏時のピンク。

f:id:altsyu:20181005223451j:plain

f:id:altsyu:20181005223524j:plain

22時07分

まだまだ夜はこれから。

f:id:altsyu:20181005223904j:plain

f:id:altsyu:20181005223922j:plain

23時53分

ドリームタイム。

シンデレラの時計塔の鐘が鳴り始めています。

 

もとはデュアルヘクサグラムというデザインの発展系だったのですが、時計の発想を経たことでおもしろい表現になりました。

デュアルヘクサグラムも綺麗な色がけっこう出来たので、時計の在庫がある程度出来たら取りかかりたいと思います。

コラボのお話

特に来ていませんが。

…正直な話、来ないかもしれませんが…

もしいつか来たら。自分の心構えとして。

 

当方で製作したアイをオークションやイベントのコラボドールのパーツとして使われる場合、どこかわかるところに#マルシューアイと入れておいていただければ、特に連絡を必要としません。

 

TwitterSNSでは特に記名の必要はございません。

宣伝していただける時に#マルシューアイと表記していただけると、発見しやすくてうれしいです。

あわあわ

9月も半ばをすぎてグッと過ごしやすくなってきましたね。

レジンアイ制作もはかどると思いきや…

f:id:altsyu:20180923061414j:plain

泡がポコポコ入ります。

肉眼では判別出来ないものも、カメラのレンズは誤魔化せない。

肉眼でわからなければ、飾っていても問題ないのでは…?と思いますが、webに上げるとやっぱり目立ってしまうのでハネることにしました。

B品としての販売を一瞬迷ったのですが、「発送時にオマエがAとBを間違えない保証はない」と天の声が聞こえてきて、B品は廃棄とあいなりました。

 

現在制作中半分は気泡が入ってくる状態です。

6個作ると3個捨ててるわけで、捨てる時にハートにダメージが来ます。

かと言って、透明度が売りの星の雫に脱泡剤混ぜるのは違うよな…。

 

真空脱泡器という手もあるようですが…

item.rakuten.co.jp

いや、駆け出しが使うには大がかりすぎる…。

というわけでこちらをポチってみました。

item.rakuten.co.jp

まだ到着しておりませんが、どうか効果を出せますように…。

f:id:altsyu:20180923063043j:plain