気泡が消えたよ!
気泡がほとんど入らなくなりました。
気づくまで長かった。
まず、前提として『気泡の入らないシーズンがある』。
気温とか湿度とか気圧とかの環境要素が好条件で成功ばっかりしてた季節にスタートしたから、秋の気候変化に四苦八苦してました。
そこでレジンの性質から見直します。
1.レジンを暖める。窓からの採光を遮断。
レジンは暖めると流動性が上がります。
冷たく重みのある状態や光によって硬化が始まった状態だと調色スティックのひとまわしでワサワサッと気泡が立ちます。
2.レジンの中の気泡をあらかじめ抜く。
どうも見ても星の雫の入れ物となっている注入器から気泡を送り込んでいるので、直接モールドに流し込んでいたのをやめて、ポリ皿にレジンを入れて気泡を暖めてツブし、机にトントン叩いて少し置いてさらに気泡が抜けているのを目視してから使います。
3.レンズとなる透明レジンはプリント紙の上に直接高く盛る。
今までは、型にレジン液を入れる→紙を置く→UV凝固→白レジン→凝固
で、白レジンのみ数回に分けて繰り返し固めていました。
ですが、この方法だと紙を入れた時に混入した空気の逃げ場がなくて気泡となってしまいます。
そこで、あらかじめ平置きしたプリント紙にレジンを塗ってからモールドを使う作業を行いました。が、レジンの塗布だけでは、モールドに入れる時に混入する気泡や気泡ツブが出る状態でした。
さらにレジンをドーム状に高く盛ってからモールドに入れる作業を行うと、レンズ部分に気泡が入る隙間が減り、完成品も劇的に気泡が見当たらなくなりました。
平置きの紙にレジンを盛ること自体をよく失敗していたので最初はこの方法を避けていたのですが、ヒーターで暖めてよく流れるようにしたレジンのおかげで雫のようにプクンと盛ることが容易になり、気泡の見られないレンズを作ることが出来るようになりました。
とりあえず、ホッとしました。